子どもが発達していく段階のポイント・ポイントを
「マイルストーン」
と呼び、しっかりと成長しているかどうかの目安としています。
頸のすわり 3〜4ヶ月
寝返り 3〜5ヶ月
坐り 7〜8ヶ月
ハイハイ 8ヶ月
つかまり立ち 8〜9ヶ月
一人歩き 12ヶ月
が大体の目安です。あくまで目安
その「目安の動作」だけに着目されて過ぎてしまっているのが現状です。
「目安の動作」を「ただ一つの動作」として捉えてしまうと、大きな間違い。
例えば、同じ「寝返り」でも色々な動かし方がありますよね。
自分の子どもの発達が気になる方も多いので、
それぞれの期間について、少し詳しく書いていきます。
運動機能の発達を考える上での大前提。子供は自分のペースで成長している
「同じくらいの月齢の子は頸が座っているから」
「もう◯◯ちゃんは歩いているから」
と心配する方は多いと思います。
自分の子どもですからね、その心配は最もです。
ですが、子どもたちは
自分のペースで成長しています
例え、親が「そろそろ歩いてほしい」と考えていても、
歩くための準備が整っていないと誤った動作を覚えてしまう可能性があります。
歩く準備が整っていない子に、
- 手を引っ張って歩かせる
- 立たせて、歩くのを補助するようなおもちゃ「ウォーカー」を与える
そうしてしまうと、その「歩く動作」はなんとか出来るようになるかもしれません。しかし、基礎的なところをとびこしてしまっている可能性があります。
準備ができていないのにやらせるということは
「足し算・引き算」ができていない子に「掛け算」を教えたら、大変です。
暗記で「掛け算」は覚えられるかもしれませんが、応用が効かなくなってしまいます。本質を理解していませんから。
例えば、9×9までは覚えて出来るかもしれませんが、
101×9とかはできません。
足し算の概念を覚えてから掛け算へ移行した子は、
「100×9に9を足せばいいんだ!」
とすぐに思いつくと思います。
無理やりやらせるということは、
「101×9」までを覚えさせるということです!!
*やらせることで、一歩前の段階を覚えることもありますが・・・
歩けない子にスキップを教えませんよね?
ただ、その「マイルストーン」だけ知っていても、「準備の仕方」がわからないことが多いと思います。
「発達段階とその過程」をしっかりと知ることで、準備の方法を覚えていきましょう