太っきてしまった…
ダイエットのために、ウォーキングしよう!!
よく聞く話ですが、果たして効果があるのでしょうか?
この記事では、
ウォーキングにおけるダイエット効果
ウォーキングの方法
なぜウォーキングをするのか
を学ぶことができます。
ウォーキングはダイエットに効果があるのか?
これは、
ある意味ではイエス
ある意味ではノー
と言えます。
専門的に慣ればなるほど、ノーという方は増えている印象です。
しかし、私は「イエス」です。
ウォーキングをカロリーから見ると絶望
ダイエットの時に考えがちなのが
「カロリー」
私はカロリーはあまり考えないことを推奨しています
ウォーキングのカロリー消費量は、
体重60キロの人が1時間歩いて120kcal
ご飯普通盛りが235kcalなので、半分程度です…
ダイエットにウォーキングを勧める理由
しかし、私はウォーキングを勧めています。
その理由はカロリー消費からでありません。
体調を整え、痩せやすい身体に変えていくためです。
せっかくウォーキングするなら、
身体にいい歩き方で行いたいですよね?
その方法をお伝えしていきます。
理想の歩き方とは?
人間って、それぞれ容姿が違いますよね?
それと一緒で、
- 体重
- 骨盤の大きさ
- 足と身体の長さのバランス
- 筋力
などの身体条件が異なります
さらに、
- 生活環境
- 性格や振る舞い
も違うので、「理想の歩き方」は人それぞれ違います。
そのため、
「こういう歩き方をすればOK」
というのは人それぞれ違うということです。
「正常」と呼ばれる歩き方をしている人はほとんどいません。
それぞれ微妙に「癖がある」のが「歩き方」です。
与えられた環境や条件に適合した結果、人々はそれぞれ異なるように歩く
Mulder 2001
その中でも、「より効率的な歩き方」はありますので、説明していきますね。
まず、上半身と下半身の機能を区別する
歩行は全身の動作
とお話ししましたが、大きく分けると2つに分けられます
- 上半身(パッセンジャー)
- 下半身(ロコモーター)
乗っている上半身と、動かしている下半身ですね。
ちなみに骨盤帯は両方と言われています。
上半身(パッセンジャー)の役割は
上半身は、
自らの姿勢を保つ
ということが最重要課題になります。
よくお話ししている
「頭の先が背骨を引っ張り上げるように」
という重力に対抗する力です。
歌うときによく注意されしたよね。
実は、上半身は全身の重さの約70%を占めていると言われています。
これが、姿勢を保てず、上下左右へ振られまくったらどうでしょう。
下半身がたまったもんじゃないですよね。



腕はどうやって振ればいいかしら?
などよく聞かれますが、あまり意識せず、下半身に合わせて自然に動かしていればOKです。
まずは、上半身の大切な役割は
自らの姿勢を保つこと
と考えてください。
下半身(ロコモーター)の役割は
下半身は、大きく分けて4つの重要な機能があります
- 立っている姿勢の安定性
- 駆動力の産生
- 衝撃の緩衝
- 省エネルギー
それぞれについて、簡単に説明していきます
姿勢の安定性
重量の70%もある上半身を、歩行中は片脚で支えなければなりません。
しかもそれを動きの中で行います。
それを関節に寄りかかって行ってしまうと…
靭帯が傷んでしまったり、骨の変形が進んでしまいます。
そのバランスを取るために、最低限の筋力が必要となります。
ちょっとお話ししましたが、
重心が大きく移動している = 筋肉で制御しきれていない
という状態の可能性が高いです。
そのため、
筋力でしっかり支える
という癖をつけるためにも、
両脚立ちからの片脚立ちを、重心移動を最低限で行う
という練習が効果的です。
駆動力の産生
駆動力=筋力
です。
足の親指で蹴って、駆動力を作る。
ということもありますが、基本的に歩行は
効率的
に考えたほうがいいです。
ではどうやって、駆動力を作り出すか?
それは
てこの力(ロッカー機能)
を使います。
「蹴る」ということを意識しすぎてしまうと、
このロッカー機能が使えなくなってしまうので、注意が必要です。
衝撃緩衝機能
基本的には、
足・膝・股関節がそれぞれ柔軟に衝撃を吸収してくれます。
細かくいうと、足の距骨下関節という部分の役割は大きいですね。
現代は、靴・インソールがその役目を担ってくれていたりします。
それはいいことなんですが、
常に靴に頼っていると、
衝撃緩衝機能は低下してしまいます。
それを解消するための靴も開発されています。
世界的なラバー会社が作った靴で、とてもいいコンセプトだと思います。
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注意点としては、初めは少しの時間から。
今まで靴に頼っていた「衝撃吸収」の部分がくるので、
いきなり長い時間履くと、身体への負担が大きくなってしまう可能性があります。
省エネルギー
ここはすごい細かくなってしまうので簡単に…
アシモを代表とする2足歩行型のロボット。
昔は、「ロボットダンス」のような
ウィーン・ウィーンって感じでした。
今のようなスムーズな動きを作れるようになったきっかけは、
不安定性を許容する
ということ
一歩一歩を安定させて動こうとすると、
かなり非効率的な動きになってしまいます。
ウォーキングも他人のペースで歩くと疲れますよね?
一歩一歩、片脚立ちになるのを、しっかりと支える必要があるためです。
椅子から立ち上がる時も同じ
勢いよく立ったほうが、楽に立ち上がれます。
筋肉の活動や、ロッカー機能を使って、加速度を作ったら、
それをそのまま、効率よく違う方向へのエネルギーへと変換させていく。
難しですが、これが非常に大切になります。
そのためのいい練習として、
早歩き
地味に全てを網羅したいい練習ですよ。