ドケルバン病(指の腱鞘炎)と言われたら

ドケルバン病をご存知ですか?
結構聞くのが、

「休ませるしかないんでしょ?」

炎症なので、休むと痛みがなくなるのですが、
治ったわけではありません。

炎症が起こってしまった原因を解消しておく必要があります。

「マッサージしても全然よくならない」
「注射してもまた痛くなる」

という方はぜひお読みください。

ドケルバン病の病態・原因は?

ドケルバン病は、「腱鞘炎」に分類されます。
指の腱(筋肉とつながっています)を覆っている「鞘」が「腱鞘」です。

*以下の説明は日本整形外科学会のHP

日本整形外科学会HPより https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/de_quervain_disease.html
日本整形外科学会のHPより https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/de_quervain_disease.html

この、

  • 短母指伸筋腱
  • 長母指外転筋腱

が通るトンネル「腱鞘」を手背第一コンパートメントと呼ぶのですが、
そこで炎症が生じて、図のように腱の滑走が悪くなってしまいます。

ドケルバン病の原因は?

原因は
「使いすぎ」
と言われています。

でも、

「そんなに使ったかな?」「最近はそれほど使っていないんだけど」

と言われる方がほとんどですね。
他の要因があるかもしれません。

他の要因と言われている代表的なものは、

  • 妊娠の影響によるもの
  • 更年期の影響によるもの
  • 筋肉が硬いため

というものがあります。

むしろこっちの方が、納得いきます。
上の二つは、「女性ホルモン」の影響があるということが研究で発表されています。

では、筋肉が硬いため?はどういうことでしょうか?

ドケルバン病は筋肉が硬いために生じる

これは捉え方にもよりますが、
あってるといえばあっています。

結果的に「腱鞘炎」となり、腱鞘で痛みが生じていますが、
「腱」は収縮機能に乏しく、引っ張られたら引っ張られるという部位です。
ですので、腱の動きが悪くなり、腱鞘に引っかかって炎症してしまうのには、それ以外に原因があるということになります。

先ほどの

  • 短母指伸筋
  • 長母指外転筋

をもう少し遠くから見てみましょう

短母指伸筋 ヒューマンアナトミーアトラス2021
長母指外転筋 ヒューマンアナトミーアトラス2021

どうですか?
腱だけの絵よりもなんとなくわかってきませんか?

手や足の周りには、「腱」がたくさんあり、
腱はもともとは「筋肉」であり、
たくさんの筋肉と接したり、交差したり、中へ潜ったりしています

「筋肉」は収縮するところ、つまり伸び縮みをたくさんするので、
周囲の組織との間に「癒着」が生じやすいのです。

*さらにそこに前後の筋肉のバランスや、内外側のバランス、もう少し身体の近い部位との関係など色々な要素が絡まりますが…*
この青い「筋肉〜腱」の動きをどこが邪魔しているのかな〜?と考えながら筋膜を緩めていく必要があります。

ドケルバン病、腱鞘炎になった時の対処法

ですので、

「腱鞘炎」

になったら、
そこよりも肘に近い「筋肉(筋腹)の部分を

  • 温めてあげたり
  • マッサージしてあげたり
  • ほぐしてあげたり

して、「腱」の滑走性を「筋腹」から出してあげる必要があります。

サポーターを使ったりしてごまかす前に、
まずは「身体の機能を最大限出せる状態にしてあげる」

それが一番大事です。

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