子供にとっても、もちろん親にとっても、
「成長ホルモン」
は非常に大切です。
成長ホルモンとは?



「成長」という名前からわかるように、
「成長を促すホルモン」です。
ざっと挙げるだけでも、
1)皮膚の厚みと弾力性が増す
2)外傷や手術後の回復期間の短縮(創傷治癒改善)と感染率の減少(免疫機能改善)
3)紫外線によるしわを減らす
4)全身の脂肪を減らす
5)筋重量の増加
6)骨密度の上昇
7)コレステロール関連データの改善
8)LDL(悪性)コレステロールの減少
9)HDL(良性)コレステロールの増加
10)運動能力の上昇
11)運動後の回復時間の短縮(心機能改善)
12)腎臓血流量を改善
13)気分、対応能力の上昇、全般的な健康増進
14)全体的なエネルギーレベルの上昇
という素晴らしい効果があります。
「身体の成長」ではなく、
「人間の身体機能自体を成長させる」
とという認識の方がわかりやすいです。
成長ホルモンを促す食事
成長ホルモンを促す=しっかりタンパク質をとる
で大筋は間違いありません。
その中でも、特に成長ホルモンの分泌を助けるアミノ酸(タンパク)があります。それが表題にもある
「アルギニン」
サプリメントなどで販売しているので、知っている方もいると思いますが、
「アルギニン」は体内で合成されるので、しっかりと食事が取れていればサプリメントなどは必要なと言われています…が、
現代の子供たちは不足しがち
と言われています。
食事が偏っているのが原因でしょうか?
アルギニンは、
鶏肉・豚肉・牛肉
大豆
えび
マグロ
などに多く含まれているので、食事の中でだいぶ取りやすいと思うんですが…
子供は、1日に4g、大人は9gが適正量と言われているので、
3食中、2回は魚・鳥・豚・牛のお肉を食べるようにしている方でしたら問題なく取れると思います。
アルギニンを摂取するタイミング



「成長ホルモンの分泌を促す」ので、ちょうど成長ホルモンが分泌されるタイミングに合わせて取るのがいいです。
成長ホルモンの分泌が促されるのは
「就寝時」
「運動・筋トレ後」
なのでそれに合わせた食事がベストかと思います。
子どもだと、学校や、部活から帰ってきた後が一番適しているかなと
そう考えると、夕食時のタンパク質は欠かせませんね
小学生の注意点
小学生は帰ってくるのがとても早いです。
うちの子も15時には帰ってくるので、学校で疲れて帰ってきてから、夕食までかなり時間が空いてしまいます。
その間の間食として、「お菓子」をあげるのですが、
よくある「糖質のみ」のお菓子だとタンパクが不十分になってしまいます。
何かタンパク源を一緒にあげたいところです。
大人の注意点
仕事をされている方の場合は、
運動・夕食・就寝の時間帯が一定でないことが問題です。
特に、就寝時の成長ホルモンは22時以降からが一番出るので、そこに就寝時間を合わせる必要があります。
いくら、「就寝時に成長ホルモンが出やすい」からといって、夜中の2時に寝る予定を立て、その2時間前くらい前の0時に「タンパクを取る」というのは絶対ダメですからね。
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