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物理療法を基礎から。電気治療メインに編

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物理療法
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「物理療法」というと何をイメージするでしょうか?
一番、わかりやすいのが「低周波」ですかね?
一般向けの商品もありますし、意外と多くの人が持っています。
久しぶりにおじいちゃんの家に行ったら置いてあったとか…
今回は、「物理療法」の中でも「電気治療」をメインに基礎からお話させていただきます。
3分〜5分で読めるので、通勤中の一駅分の時間をください。

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物理療法の特徴から

物理療法は状況に応じてさまざまなアプローチの仕方があります。
大まかに「物理療法」というと

  • 物理学的なエネルギーにより、生体反応を治療する方向へ導く
  • 薬よりも比較的安全性が高く、リスクが低いと言われている
  • 除痛、鎮痛だけでなく、筋肉・骨・軟骨などの組織修復などに積極的に使われている
  • 整形、リハビリテーション医学の一分野として、古くから臨床で使用されている

*SAKAImedさんの講義より一部改変

企業の利益も絡んでいるためか、臨床研究も進んでいます。
2011年作成の「理学療法のガイドライン第1版」では、
変形性膝関節症に対して、
・超音波療法
・温熱療法
・電気療法(TENS)
で推奨グレードAとして記載されています。

どの物理療法を選択するべきか?

「物理療法」と言っても、いろいろなツールがあります。
種類だけでも

・温熱療法
・寒冷療法
・光線療法
・水治療法
・電気療法
・バイオフォードバック療法
・力学的機器を用いた治療法(牽引療法など)

たくさんありますよね?
それを患者さんそれぞれに対して、医師と相談して選択していきます。
*もちろん処方は医師によるものです
まず、ざっと目的と手段について記載します

早期の疼痛(痛み)緩和

痛み緩和には、
・Hi-volt / TENS IF などの電気療法
・超音波 / ラジオ波などの温熱療法
・衝撃波療法

深部までの温熱作用

・超音波 / 超短波 / ラジオ波を使った温熱療法

組織の修復

・マイクロカレント(MCR)を使った電気療法
・超音波 / ラジオ波を使った温熱療法
・衝撃波療法

筋肥大・筋力低下予防・廃用性萎縮予防

・EMSを利用した電気療法

神経の痺れ・片麻痺の回復

・Hi-volt / EMS を利用した電気療法
・超音波 / ラジオ波などの温熱療法

が有効だと考えられています。
一応、上記の流れで物理療法が処方されていれば間違いないかなと

電気療法とは?生体反応と周波数分類

「電気療法」と言っても、いろいろな種類がありよくわかりませんよね。
私も、初めはそうでした。
誰でも初めはそうですよね。
一つ一つ使い方を覚えていけば問題ありません。
電気療法について、生体作用と周波数で分類してみましょう。

電気療法の生体反応

電気療法による生体への反応は
・鎮痛効果
・機能改善効果
・組織修復効果
があります。

1:鎮痛効果  
電気刺激として、TENS / IF / HV が選択肢として考えられます。
「消炎・鎮痛療法」の代表的なものですね。
「IF:干渉波」が一番一般的だと思います。
最近ですと、HV(ハイボルテージ・高電圧療法)が特によく使われるようになり、使っている施設がかなり増えています。

2:機能改善効果
電気刺激として、EMS / RUSS が選択肢として考えられます。
EMSでだいぶわかる人が増えてきていると思います。
「腹筋をしなくても、寝ているだけで筋肉がつく!」
と言われるあの電気です。

3:組織修復効果
電気刺激療としては、MCR / DC が選択肢として考えられます。
人体が「自己修復」をするときに流れる微弱な電流を生体に流します。
それにより、自己修復能力が高まり、治りが早くなります。
これは衝撃的でした。
物療室で20分間行ってもらっているだけでは、正直
「効いてんのかな〜?」
と思っていました。
しかし、自分が怪我をして、一晩中使ってみると…
めちゃめちゃ効果があります!!
できれば購入して、長時間つけていると効果的です。

しっかり「電気療法」の効果を出すためには、
それにあった電気刺激を選択する必要があります。

電気刺激は周波数が違うだけ。周波数による分類

いろいろな電気刺激がありますが、
まず基本的な違いは「周波数」です。
Hz(ヘルツ)ってやつです。

要は、1秒間に何回刺激が入るかということ。
1秒間に1000回のパルス刺激が入れば、1000Hzです。

電気治療で覚えておくべき3つの周波数設定

まず3つ周波数の設定を覚えておきましょう。

⑴:1,000Hz以下 
低周波と呼ばれます。「低周波治療器」などで聞き覚えがありますね。
TENS、MCR、 SSPや、低周波領域のEMSなどがあります

⑵:1,001~10.000Hz
中周波と呼ばれます。あんまり聞き覚えはないですかね。
干渉波や中周波領域のEMSがあります。
*実際は、干渉波は中周波同士をぶつけて作る(低周波)を治療として使います

⑶:10,001Hz以上
高周波と呼ばれます。温熱効果がメインです。
超音波、電磁波、ラジオ派などがあります。

人の神経が反応するのは、

「低周波領域」

になります。

ですので、
中周波は、2つ以上の電気をぶつけて低周波治療とし、
高周波は、温熱がメインの治療となります。

低周波領域をさらに細分化

1,000Hz以下は低周波領域であり、治療に使うとお話ししました。
その低周波領域の中でも、さらに細分化されます。

100~200HZ :交感神経を興奮させる(主に急性期治療)
1~10Hz 15~30Hz :交感神経を抑制させる(主に慢性期)
30~80Hz :筋肉の運動周波数

となっているので、目的に応じて、設定していく必要があります。

電気治療は、「低周波」を「深く」入れるための3つの方法

電気治療のメインとなる「低周波領域」の刺激を
どう「深く」
生体内に入れるかが課題となります。
その方法は3つ!

1:高電圧を負荷する
2:パルス幅を短くする
3:周波数を高くする

インピーダンスと言う「抵抗」を突破する必要があります。

単純な「低周波」だと、皮膚抵抗により電気が入るのを妨げられてしまいます。
アルコール綿で皮膚をこするのは、出来るだけ「皮膚抵抗」を落として電気を通りやすくする為です。

皮膚抵抗をかいくぐって電気刺激を入れる方法は、

1:HVの高電圧により、抵抗を減らして入れる

2:パルス幅を短くする

3:周波数を高くして、抵抗をかいくぐった後に、2つ以上の電気を「干渉させて」作った低周波で治療をする

となっています。

皮膚抵抗を減らす方法

ちょっと前までは、
「高い周波数で皮膚抵抗を突破し、電気同士を干渉させて、低周波を作る」
という方法が主流でしたが、
HVの出現で変わりました。

HVの高電圧で抵抗を減らして、同時に入れたい電気刺激を入れるという方法が今は主流となっています。
HV+超音波とかはかなり有効です。

神経線維の反応に影響を与える4つの刺激条件

1:周波数

2:パルス幅

3:強度

4:波形

神経線維の反応に影響を与える条件

長くなってしまったので、各論はまた次回に

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